女性生徒ゆき
きりゆー
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高校を出て神戸の工場に就職した俺は、21の時に結婚して子供がひとりいた。だけど夫婦仲がだんだん悪くなり26の時に離婚。5歳の娘は妻が引き取った。
離婚してしばらくは定期的に会いにいったが、去年俺のおかんが癌になり実家の佐賀に帰った。もう一年以上子供に会えていない。しかも元嫁は再婚するそうだ。「子供の幸せを考えるともう会わないほうがいいかもしれない」そう思った。
バツイチがマッチングアプリで恋人探し
地元に帰ると仲のよかった同級生はほとんど結婚していて、俺が帰ってきた時に一度集まってくれたがそれ以降なかなか会えていない。幸い、おかんの癌は早期発見できたおかげで転移することもなく退院し、今では元気にやってる。
俺は近所の工場で働き始めた。孫に会えないおかんもきっと辛いだろう。それなのに文句のひとつゆってこない。おかんのためにも再婚して、そのうち子供が欲しい。。
最近、気になってたマッチングアプリを始めた。同世代で佐賀市内で会える方、と登録して数人の女の子と連絡を取った。今度の休み、ひとり会う約束をしている。
女の子とデートなんていつぶりだろう。8年くらいかな、緊張する。
男性生徒たつや
バツイチが出会った女の子
待ち合わせ場所の居酒屋にやってきた女の子は、26歳の介護士さんで明るい子だった。彼氏と2ヶ月前に別れて毎日暇してるようだ。かなりお酒が強く、いくら飲んでも顔色一つ変えない。俺はあんまり強くないので顔が真っ赤。それを見て、彼女は笑っていた。
次の日目がさめると俺は家にいた。昨日の記憶が途中からない。慌てて携帯をみると、あの子から連絡がきていた。
『昨日は楽しかったです!かなり酔ってたのでタクシーで家まで送りました。また近々飲みましょう♡』
赤面だった。初めて会った子にだらしないところを見せてしまった。けど、優しいなあ。お礼の連絡をいれると、また週末会ってくれるようだ。
あれから何度か出かけて、自分の身の上を説明した上でお付き合いを申し込んだ。彼女は全てを受け入れてくれて、こんな俺と一緒にいてくれる。今度の休み、実家のおかんに彼女を紹介しようと思う。
きっかけは何であれ、マッチングアプリを使って俺はいい女性と出会えた。
きりゆー
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